2008年1月3日木曜日

おすすめ度, Thai dragon


 この作品は、映画界に旋風を巻き起こした『マッハ!!!!!!!!』(03年)のチームが、再び超過激でパワフルな格闘アクションを届けてきた。 タイの国技ムエタイの技術を映画に取り込み、それがいかにオリジナルで本物であり、鍛え上げられた肉体から繰り出される神業的なムエタイ・アクションを披露している。 しかし今回は、更なる驚きを感じるに違いない。トニー・ジャーの身体能力の高さについてはいまさら言うまでもないが、アクションをこなす映画俳優の中では、現在間違いなく世界最高といえるのではないか! これまで同様、CGもワイヤーもスタントも一切無し。パワーとスピードはもちろん、技の芸術性もピカ一だ。 料理店の裏の建物のらせん上の階段を上へ上へとバトルしていく長まわしは、目を離せない。さらに、クライマックスで見せる49人相手の関節技の格闘は圧巻! そして、愛する家族である象のため、命をかける男の感動的なドラマにも仕上がっている。オーストラリアへ舞台を変えても、絶大な力を見せるトニー・ジャー。プロレスに剣術、カンフーにカポエイラと異種格闘技の見もので、あらゆる局面で魅せきってくれる! 家族同然の深い絆で結ばれた、青年カームと2頭の象。しかし、その象が国際的動物密輸組織に連れ去られてしまう。カームは、悲しみと怒りを胸に、一路、組織が暗躍するオーストラリアへ。 超人的な肉体とムエタイで、曲者揃いの刺客たちを次々と撃破していく。だが、頼るべき警察も不穏な動きをみせており、それぞれが絡み合い壮絶なラストシーンに突入していく。

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