2007年12月29日土曜日

(Muay=格闘技、thai=タイ)-


国技ムエタイ(Muay=格闘技、thai=タイ)-タイボクシングは激しいパンチ、肘打ち、キック、芸術的なフェイントなどを取り入れた格闘技です。
今日でも人気のあるスポーツの1つであり、タイの歴史を織り込んだ長い歴史を持つ伝統的なスポーツです。かつては身を守るプロテクション等がない大変危険なスポーツでしたが、現在はグローブの使用や国際的なボクシングのルールにほぼ沿って試合が行われています。

優れたボクサーとしても知られているナレスワン大王(1590-1605)はムエタイを軍のトレーニングに取り入れました。又、1774年ビルマとの戦いの際、捕虜として捕らえられたナイカノムトムがビルマの王様の前でビルマのボクサー10人を連続して負かしたことから、開放されヒーローとして帰還したなどのエピソードもあります。
1995年にはタイ国内外へのムエタイの継承とPRを目的とした世界ムエタイ委員会(World Muai Thai Council)が設立され、1997年にはムエタイ協会(Muai Thai Institute)が教育省の認可を得て創設しました。


サッカーや国際的なボクシングと共にタイで人気の高いムエタイはテレビ放映や新聞などのメディアを通して試合内容や結果が伝えられています。選手たちはタイで最も有名なバンコクにあるルンピニスタジアムやラチャダムヌンスタジアムでの試合を目標に練習に励んでいます。

<チケット>
通常220~1,000バーツ、大きな試合の場合、リングサイド席は約2,000バーツで販売されています。大きな試合のチケットは取りにくい為、ホテルや旅行社を通してチケットを事前に予約すると良いでしょう。


(1バーツ=約3円)

<試合>
試合は18:30頃から経験の少ない選手の試合から順に始まり、メインイベントは21:00頃から行われます。3分x5ラウンド 各ラウンドの間に2分間のブレークで1試合が構成され、ノックアウト又はポイントによって判定が下されます。選手たちは幸運をもたらすとされるヘッドバンドとお守りとしてアームバンドを身に付け、試合前に「ワイクルー」と呼ばれる舞いがリング上で披露されます。これは選手が師匠に尊敬の念を表した踊りであると共に、選手自身のウォーミングアップも兼ねています。ヘッドバンドは試合開始前にトレーナーによって外され、アームバンドは試合後に外します。


リングサイドのそばには笛、ドラム、シンバルのバンドコーナーがあり、リング内のマッチに合わせ演奏され、試合が激しくなるにつれて音楽のテンポも早くなり会場の雰囲気を盛り上げます。

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